農業のお手本は自然にある

お日さんに顔を出してほしい

天候が悪くて困りました。7月になってから、気温はそこそこ上がりましたが、何しろ太陽が顔を出してくれない。8月になってようやく太陽が照りつけたと思ったら、また10日ぐらいまで曇りだそうです。なんとかお日さんに顔を出して欲しい。稲の成育も1週間ぐらいおくれています。

自然薯は鉛筆ぐらいの太さ

自然薯の方も、多少の影響は避けられないでしょう。今年は、連作障害を避けて、赤土ののびのびした農地に新たに棚を作り、5月20日に種芋を植えました。植え付けから2か月半たった今(8月6日)は、もうつるの9割は伸びて、太陽の光を吸収するべく、葉を上手に茂らせています。芋は、鉛筆の太さぐらいのものが、かなり長く伸びていて、これから養分を蓄えながら、じっくり太っていく、そんな段階を迎えているようです。

自然を農園で再現する

農業、特に永田農法による米作りは、見えないところ、つまりは土の中で起こっていることこそ大切だと教えてくれましたが、その経験は自然薯栽培でも欠かせないもの。今、土の中で何が起こっているか、つるや葉を見ながら、毎日、想像するわけですから...。
参考になるのは、自然です。自然というのは実によくしたものだと思いませんか。天然の自然薯を掘る名人は、日向きで芋のある場所を探すといいます。よい自然薯は日当たりがいいところに育つ。そのくせ、地面は落ち葉に覆われているので、根を痛めるほど温度が上がることがないのです。さまざまな自然の要素を、自分の自然薯畑で再現しようと、試しています。これからの晴天に期待しつつ、より緻密な自然薯を育て、年末にはお届けします。

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