ヒョウには参りました

6月の雹には参りました

今年は、参りました。5月26日と6月7日にヒョウが降った。ちょうど、桃も梨もピンポン玉ぐらいに実が膨らんだ時ですから、最悪のタイミングでした。ふつうは、いくら雹が降るといっても5分ぐらいのものなんですが、今年はそれが15分から20分も続いて、90歳になるおばあさんも「こんな天気みたことない」と言ってたほど...。ぼくも、農業をやって35年になるけれど、はじめての経験です。

収量はわずかに

うちの果樹園は、三方を川に囲まれた丘の上の斜面にあり、とにかく水はけがいいので、長雨だったことも心配ないのです。だから、とにもかくにも、あの20分の雹さえなければ...。隣近所には、自分の家で食べるプラムさえないという果樹農家も出たほど。幸い、うちの場合、桃はなんとか健菜倶楽部のみなさまに食べていただけて、ホッとしています。梨やりんごも、よいものだけを選別して出荷しますから、今年は、量も少なくなってしまいそうです。残念です。

庭のキリギリスに耳を澄ます

せっかくの近況報告なのに、暗い話題になってしまいましたね。今年はお盆を過ぎてからようやく暑くなりました。いつもなら、もう寒くて布団をかけて寝るほどなのに、今年は逆。それでも、今(8月27日)は、鈴虫の声が夜闇を震わせています。そうそう、今年は、子供が庭にキリギリスを放したので、その声もうるさい。人が庭におりると、ピタリと鳴きやむのも、「かわいいね」なんて話しています。
幸い、果樹そのものはいたって健康なので、収穫を終えた木々の手入れに日々を送っています。来年もガンバレよ!ってね。

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