雪が降る直前まで樹上完熟

この辺は昔からりんごの名産地です。祖父も父も、そして私も息子(和幸さん)もりんごを作っています。四代続くりんご農家です。岩木山から吹きおろす風と水がおいしいりんご栽培の決めてですが、うちの園地は南向きの傾斜地で、水はけの良さにも日照にも非常にめぐまれています。

りんごを手でまわして日光浴

 わたしたちは窒素肥料をほとんど与えません。りんごの成長も色づきもゆっくりしています。でもだから18度も糖度があるふじりんごがとれる。果樹も強くて、樹齢20年でも元気いっぱいです。
 今の時期は、りんごに日光をあてるために葉を落としてしまう生産者もいますが、それでは葉の光合成が不十分になってしまいます。わたしたちは葉をとらず、りんごの実を一つ一つ手でまわして日光にあてています。

雪が降る直前まで完熟を待つ

 昨年末からの大雪のため、りんごの木もてっぺんまで雪に埋まっていました。春には根雪をかきだして枝を出して作業をしたほど。その影響もあって、今年の収量は少なくなりそうです。
 周囲では10月下旬に収穫していますが、うちは11月の中旬から。雪が降る直前のぎりぎりまで樹上で完熟させます。

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