冬水たんぼで来年の準備

 もう尾神岳は雪をかぶっています。きのう(11月30日)が2度目の降雪。昔から「尾神に3度降ると、平場(ひらば)も根雪」と言われています。そろそろ町も雪に覆われるかもしれません。例年よりずっと早いです。
 昨冬は19年ぶりの豪雪でした。それまでは温暖化傾向で暖冬が続いていたので、昨冬の気候は「まぐれ」だと思っているのですが...。でも、今年もひょっとすると豪雪かもしれません。

酒造りも順調

 秋が過ぎて、農作業の方は一段落。一方、永田農法・山田錦を使っての酒造りは今がシーズンです。一番しぼりも、二番しぼりも順調で、新酒も好評でした。健菜倶楽部の「雪麗」は、寒仕込みなので、これからですが、期待をしていてください。

冬水たんぼで来春の準備

 今は、どの田んぼもシンと静まりかえっています。でも、例外もあります。中村昭一さんはじめ健菜農家には、昔ながらの「冬水たんぼ」を行う人がいるからです。収穫が終わった田んぼに水を入れて代掻きをしておくのです。耕された土の中では光合成菌の活動も活発になりますし、春先の万一の水不足にも備えることができます。
 新雪をかぶった尾神岳のふもとの棚田に、耕うん機の音が響いています。
 そんな意味では、もう来年の健菜米づくりは始まっています。

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