少雪で田植えの作付け水に不安が

昔から「少雪の年は春きたない」といいます。冬に雪が少ないと、春になっても気温が上がらずに晴天が少なく、田んぼもカラリと乾かない(汚ない)ことを言うのですが、今年はまさにその通り。今年は、104年ぶりの少雪。町の誰もが経験したことのない暖冬でした。

作付け水の心配

 尾神岳のブナ林ですら早くも地面が見えています。いつもならこの時期は、幹の周囲の雪だけが丸く消える程度なのですが...。
 雪解け水が少ないので、田植えの作付け水を心配する声もあがっています。だから早めの4月に苗を植えるという農家もでそうです。これまで、健菜米コシヒカリは暖冬傾向の気候変化にあわせて、田植えを遅くしてきましたから、議論が分かれるところ。これまで以上に生産者の動物的なカンと観察力が求められる年になりそうです。

山菜の成長も混乱

 例年、健菜倶楽部からお届けしている山菜セットですが、今年は採取をあきらめました。収穫のタイミングが全く予想がつかないことに加えて、少雪の年は量も少なく、おいしい山菜が採れないからです。ごめんなさい。
(2007年3月26日)

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土かぜ農家

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