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サンふじの様子を見る桜井さん
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風土が歯触りの良い果肉を育てる
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収穫間近のル・レクチェ
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傷つきやすいル・レクチェは袋掛けで育てる

8月末から、なしとりんごの収穫を始めました。今はいろいろな品種を栽培しているので、次々に収穫の適期を迎えて、毎日がとにかく忙しい。太陽を浴びさせるために、果実を一つ一つ手でまわしていると、無我夢中のうちに1日は終わってしまいます。

またたく間に過ぎる秋

健菜倶楽部の今年最初のりんごは、うちの「サンつがる」だったそうですが、味はどうでしたか。南信州のりんごは、寒さが厳しい青森に比べると、赤い色の鮮やかさでは負けるけど、果肉に粘りがあって、同じ糖度でも濃く感じるのだそうです。標高700メートルの高地に園地があるので、夏の猛暑に苦しんだものの、味は今年もいいところまでいけたのではないでしょうか。

熟成を待っている「ル・レクチェ」

今年は「ル・レクチェ」も特別販売品として出荷します。生産者にとっては手間がかかる洋なしで、青い実を収穫したら45日程度も追熟させないといけません。温度や湿度が低いと熟成が進まないので、食べごろを見極めて出荷するまで、環境管理に神経をつかいます。長所がたくさんある果実なのに、生産者が増えないのは、手間の多さのためでしょう。うちのル・レクチェは、今、追熟している最中ですが、12月上旬から中旬には食べていただけると思います。
(10月22日)