ご心配ありがとうございます

 東日本大震災では、久慈にも大きな被害がでました。海岸沿いは大きな津波が押し寄せ、家を失った方もたくさんいます。久慈川も山に向かって逆流し、瓦礫が押し寄せ、本当に怖かった...。今は、徐々に、復興に向けて動き出しています。
 農業のほうは、幸いほとんど被害がありませんでした。宇名沢次男さんも、西野市太郎さんも、家や畑が内陸の高台にあったので、影響がなく、市内のほかの農家さんも、農業が続けられないという人はいません。
 健菜倶楽部のメンバーの方々からご心配いただいている...という連絡が届いております。この場をかりて、お礼申し上げます。

種まきの遅れは取り戻せそう

 震災のときは、ちょうど、ほうれん草、小かぶ、だいこんなどの種まきのシーズンでした。種まきが遅れたところもあり、また、今年は春が遅かったため、生育の遅れが心配されましたが、最近の暖かさに、遅れは取り戻せそうです。
 これから出荷のピークを迎え、忙しくなります。

宇名沢家に家族が増えました

 明るい話題といえば、宇名沢家に、昨年お孫さんがまた一人増えたことです。長女の佐幸ちゃんも来年は小学生。おばあちゃん子なので、畑に出ては、お手伝い(?)をしているようです。
 農家さんたちは、いつもどおりの日常を取り戻しています。それがありがたく、これほど幸せなことはないと、噛み締める年になりそうです。
(6月13日)

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「大根は収穫まであと一息」と話す次男さん、玲子さんご夫婦。

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久慈新港に残る津波の爪痕。漁業の復興は地域の願い。

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出荷前に小カブを洗うのは玲子さんとお嫁さんの仕事。写真には順一さんも加わった。

土かぜ農家

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