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白鳳の収穫直前の7月10日、突然、雹(ひょう)に見舞われました。暴風とともにゴルフボール大の雹が降り、大切な桃を容赦なく傷つけていきました。 真夏の雹害・はじめての経験雹が家を打つ音を聞いているのは、せつないものです。せっかく実った桃が、売り物にならなくなっていく音ですから・・・。 果樹作りをして50年になりますが、7月の雹害ははじめて。強風で幹ごとなぎ倒された桃の木もあり、心底がっかりしました。 味はいつもどおりにしかし、「いつも何とかしてきた」と妻と励ましあって、果樹園の手入れを再開。これまでにも、異常気象に悪天候、病害虫の害などを乗り切ってきたのですから。 桃は雹に当たってない実を残して、ぶどうも一房ずつ袋を開けて、粒を整え直しました。収穫量は減りましたが、いつもの味をお届けできますのでご安心ください。今はこれから収穫するぶどうの手入れに汗を流しています。今年もおいしいですよ。 果実栽培は、やることが多くて大変ですが、私に合った仕事なんです。「もう歳だから」などと言ってはいられません。 |