夏野菜の播種をしました

いつもなら、5月中旬に宇名沢農園の葉もの野菜の出荷が始まりますが、今年は寒さと強風のために2週間ほど遅れます。久慈では、3月に2回も本格的に雪が降りました。春の雪は水分が多くて重いため、播種の準備をすすめていたハウスが押しつぶされてしまいました。何しろ宇名沢農園は山の上にあり、周囲をさえぎるものがありません。久慈の中でも一段と気候が厳しいのです。

元気いっぱいの宇名沢農園

 「気を取り直してがんばっていますよ」と宇名沢次男さんと、玲子さんご夫婦はいつも元気。息子さん夫婦に3人のお孫さんが揃うと農園はかなりの賑やかさ。訪れるたびに、こちらが元気をもらいます。

賑やかだったGW

 日常生活や農業に関しては、東日本大震災の影響は感じませんが、漁業関係者は苦労しています。ワカメやウニの稚貝が流された影響がじわじわと出ているそうです。
 ゴールデンウィークは、遠方からやってきたボランティアや旅行客が多くて町が賑やかでした。町を基地にして被災地に出かけたり、帰路に立ち寄った人たちです。盛りを迎えている山菜をお土産にした人も多かったようでした。
(5月10日)


小かぶ、にんじん、大根の播種が終わった宇名沢農園。


小雨の中でねぎの定植をしました。


港では水産加工場の再建が進んでいる。


被災した港の瓦礫も半分に減った。

土かぜ農家

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