夏の暑さは、野菜にとって功罪両面

  夏は雨が降らず、以前だったら干ばつの被害が出たにちがいありません。男鹿で、気温が30度を超える真夏日が何日も続いたことは、これまではなかったはず。
 わが家にはエアコンがありません。照りつける太陽の下で作物が育っているのに、自分たちだけ冷えたところにいるのは農家としてどうなのだろう、と思うからです。涼を得る工夫はしていますが、今年は厳しかったですね。
 この気候は農作物にとっては功罪両面ありました。

サラダごぼうはゆっくり成長

 サラダごぼうは、発芽がおくれ、生育はゆっくり。樹勢が乏しくて、養分を吸収する力も弱かったように思います。逆に周囲の雑草は、おそろしいほど勢いがあり、おかげで草刈りに追われました。収穫は例年より遅くなりそうです。
 坊ちゃんかぼちゃは、表面が日焼けしている実があり、選別ではねざるを得ないものが増えそうです。

北あかりは豊作

 一方、先週から出荷をはじめた北あかりは、大粒で肌もきれい、身質も充実してよい出来。豊作です。
 ほくほく感や味は申し分ありません。おいしく召し上がっていただきたいと思っています。

(9月11日)

土かぜ農家

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