いま宮崎は、野球やサッカーの春季キャンプで賑わっています。多くのチームに選ばれる理由は、この時期の晴天率の高さ。トマト栽培にも絶好の環境です。
最近では気温もずいぶん上がってきて、春を肌で感じています。冬の間は、朝8時にハウスを開けて温度調節していたのですが、いまは日の出とともに開けないと、室内が蒸れてしまって大変です。健菜に出荷する農家仲間の、きんかんの藪押さんやきゅうりの永野さんとも、そんな話をしてきたところです。
うちのハウスでは、マルトマトの収穫が始まりました。糖度9度以上のものが出てきて、まさにおいしさのピーク。ファーストトマトは少し遅れて2月下旬ごろから出荷の予定です。
今シーズンは冬の訪れが早かったので、その分寒さの中でじっくりと栽培することができました。おかげで糖度が高まり、酸味もあって、満足いく出来栄えです。寒いながらも天候は安定していますので、高品質のトマトが多く、うれしい年になりそうです。
ただあまりに寒いと、生野菜を食べたい気分にはならないようで、今年はトマトの消費量が伸び悩んでいるそうです。品質重視の農家にはあまり影響がありませんが、収穫量重視の農家さんは苦戦しているようです。
(2月6日)