水にこだわる高原野菜

 私たちは、おいしい野菜を作るべく10人ほどの仲間で協力しあっています。八甲田山と岩木山のちょうど間くらいの高原地帯で、空が広く、のびやかなよい農園です。レタス、キャベツ、白菜、にんじんなどを作っているのですが、とくにキャベツは「サワーキャベツ」という柔らかい品種を作っていて、とてもおいしいんですよ。

豊富な雪解け水で栽培

 自慢は水です。毛無山からの雪解け水で栽培しています。今年は遅くまで雪が降っていたので、水が枯れることはないでしょう。畑のそばの水路を、ごうごうと音を立てて流れています。全国的に空梅雨だということですが、うちは水不足に悩まされることはなさそうです。

寒さで生育が遅れ気味

 ひとつ心配事があるとすると、春先まで寒かったせいで水が冷たく、生育が遅れてしまっているという点でしょうか。例年8月中旬には出荷しているにんじんが、今年は9月までずれ込みそうです。
 一般的に夏のにんじんは糖度が低いと言われますが、うちのにんじんは、甘味があっておいしいですよ。外皮にツヤがあって、日持ちがいいのが特徴です。楽しみにしていてください。
(6月13日)

土かぜ農家

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