穂ばらみ期

 吉川の田んぼは今、穂ばらみ期です。茎の中の穂がふくらんで、あと一歩で出てくるタイミング。稲の一生のうち、一番水を欲する時期ですから、田んぼの水を絶やさないように注意しています。わたしの田んぼは、おそらくあと4、5日で出穂するでしょう。穂が出ればすぐに開花が始まります。

湧き水で田んぼを冷やす

 出穂前後は、米の品質を左右する重要な時期です。今、気温が上がり過ぎると高温障害が出やすいからです。
 今日の最高気温は34度で、吉川にしては暑い。だから、冷たい湧き水を入れて、田んぼの温度を下げています。ただ、夜温は23度まで下がるので、今のところ心配ないとは思っていますが...。
 今後は水を入れたり抜いたりして中干しする予定。まだまだ気が抜けません。

細かい根をよりていねいに

 無肥料とさえいえる栽培をしていますが、この時期にほんのわずかだけ液肥を与えます。今年はそのタイミングなどをよりていねいにして、細かい根を増やすことに重点を置いて栽培しています。この取り組みが味にどうつながるか、収穫が今から楽しみです。
(8月3日)

土かぜ農家

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