亡父・永田照喜治は、日本の食生活、特にその安心安全面を考えると、クラインガルデン(市民農園)が重要になると考えていました。そして「野菜は自分で作りましょう」と、一般向けに栽培方法を広めていましたが、彼が予想したほど、市民農園は広がってはいないようです。残念ですが......。
一方、最近は「半農半X(エックス)」というライフスタイルが、若い人の間で注目されているそうです。これは農業をしながら、「X」で好きなことをする生き方。例えば、リモートでIT関連の仕事をしつつ畑仕事をする、あるいは農業をしつつ、どこかに勤めるなど。「兼業農家」との違いは、都会から農村に移り住むところでしょう。実際に産地を訪ねると、半農半Xの人と出会います。その農業は「安全なものを」という思いが共通していると感じます。大きな潮流にはならなくても、農業の未来には朗報ではないでしょうか。応援したいと思います。
全国の生産者を訪ね、父に代わって永田農法の指導もしている。
昨年の3月、有明海に面した干拓地に玉ねぎ生産者を訪ねた。 おいしさの秘訣は「にがり」。でも、それだけ...
贅沢のお裾分け 共働きで高収入の若い夫婦を、パワーカップルというそうです。すると、姪はパワーシング...
昨年の3月下旬、熊本県植木町の片山農園を訪ねた。「ひとりじめ」の収穫開始から4日目のことだ。 1週...
トマトは光が強くて、そして気温が低いとおいしくなる野菜。昨秋は気温が高めだったので収穫開始が前倒し...