亡父・永田照喜治は、日本の食生活、特にその安心安全面を考えると、クラインガルデン(市民農園)が重要になると考えていました。そして「野菜は自分で作りましょう」と、一般向けに栽培方法を広めていましたが、彼が予想したほど、市民農園は広がってはいないようです。残念ですが......。
一方、最近は「半農半X(エックス)」というライフスタイルが、若い人の間で注目されているそうです。これは農業をしながら、「X」で好きなことをする生き方。例えば、リモートでIT関連の仕事をしつつ畑仕事をする、あるいは農業をしつつ、どこかに勤めるなど。「兼業農家」との違いは、都会から農村に移り住むところでしょう。実際に産地を訪ねると、半農半Xの人と出会います。その農業は「安全なものを」という思いが共通していると感じます。大きな潮流にはならなくても、農業の未来には朗報ではないでしょうか。応援したいと思います。
全国の生産者を訪ね、父に代わって永田農法の指導もしている。
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