健菜スタイル

〆張餅

2015年12月01日
ふっくらと新年を慶ぶ

 早いもので、もう師走。年末年始を意識する季節になりました。元旦は、義母を囲んで親子孫の三代が集まるので、おせち料理の中身にはかなり悩みます。
 そんななか、迷わずに買っておこうと決めたのは、健菜の白もちセット。今年は色もちセットも試してみることにしました。
 最近は、いつでも容易にお餅を手に入れることができます。健菜でも「黄金もち」が定番商品になっているので、時々、取り寄せています。そのくせ、わたしはそれがちょっとさみしかったりするのです。「お正月だからお餅を食べよう」という晴れやかな気分を味わいたいからでしょう。
 だから、定番の「黄金もち」に代って、年末年始にだけ登場する「〆張餅」を楽しみにしています。そしてこれは、元旦の朝まで手をつけず、お雑煮で大切にいただきます。

お醤油不要?

 今年の元旦は、お雑煮を食べながら義父の思い出話になりました。義父は、おいしい焼き餅があると、醤油すら要らないというほどの餅好きだったそうです。
「お父さんが食べたら、すごく喜んだでしょうね」と義母がしみじみと語り、夫もまた
「歳をとってからは、のどにつまるからと、餅を禁止されてつらかっただろう」
と、昔を思い出していました。故人を想いながら、新年を迎えるのも悪くありません。
 上品で澄んだ味わいの〆張餅は、清々しい気持ちで食卓を囲む元旦の朝にぴったりですね。
 舌触りがなめらかでよくのびるといった餅の特徴は、杵でついている(自動で動く杵だとは思うのですが)製造技術が、物を言っているのでしょう。でも〆張餅の真骨頂は、糯米のおいしさそのものにあるのだと感じます。「〆張」は生産者がとても少ない上に、その味の良さを知っている和菓子店が買い占めてしまうため、一般には出回ることがない糯米だそうです。しかも永田農法で栽培しているのですから、一段と味が良い糯米なのでしょう。

2日目のお雑煮

 わが家では元旦のお雑煮は、おすましに鶏肉、青菜といったシンプルなもの。2日目は気分を変えて、味噌仕立てにしてみたり、けんちん汁のように具沢山の汁物にしてみます。けれど、お雑煮だけでは足らず、焼き餅を追加してしまいます。ダイエットを意識している身には、おいしいゆえにちょっとつらいお正月を迎えることになるかもしれません。  (神尾あんず)

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