「ウチのごはんが一番おいしいよね」
1カ月に1回は、こんなことを言いながら、食事をしています。野菜は健菜、健菜米の炊きたてご飯、青大豆味噌の味噌汁に卵があると、おいしくないわけがありません。
おかげで、この数年間で外食の頻度が減りました。外食する時は、ほんとうにおいしい店だけ。高級店にしろ、B級グルメにせよ、中途半端な店になんとなく行くぐらいなら、わが家で卵かけご飯のほうがいいですから。
最近、自画自賛したわが家のメニューは、金華豚の生姜焼きでした。生姜だけでなく玉ねぎを入れるのがわが家流。玉ねぎの甘さも生きる料理です。
頒布会の金華豚には、ブロックとスライスコースがありますが、わが家は後者。ロースのスライスをしゃぶしゃぶ風に食べることも大好き。ふつうより厚めですが、肉の旨みがはっきり分かります。その肉質は圧倒的にジューシーで、しっとり。何も付けずに味わうと「甘いなあ」と感じます。一方、炭火で焼くと脂分が溶け出した濃厚な肉汁がジュワ〜。これを塩だけで食べるのもいいものです。
中国の金華地方で作られている金華ハムは、発酵した白菜のみで飼育した金華豚を使うそうですが、日本の金華豚は、加工せずに食べることを考えて飼育しているのでしょう。豚種は同じでも、味は違うのではないかしら。何事につけ、真面目で頂点を極めたい日本人が育てた金華豚は、原産地の味を越えているに違いありません。スペインのイベリコ豚にも負けないかも、と勝手に想像しています。
イベリコ豚は日本でのブームをきっかけに、日本の商社が活躍して生産体制や流通の仕組みを調えて、世界ブランドに押し上げたのだとか。日本の金華豚は「幻の」と言われるほど生産量が少ないそうですが、体制が整えば世界ブランドになれそうです。「WATON」で売り出すのがいいかしら。
(神尾あんず)
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