気温が上がってくると、雑草が増えてきます。健菜米コシヒカリの栽培基準では、除草できるのは田植え直後の1回と決まっているので、あとは手作業です。雑草との戦いは9月の収穫までつづきます。
雑草が生い茂ると、稲が受ける光や水、養分などが奪われてしまいます。ただし時期によっては過剰な栄養分を吸収するなど、プラスの効果もあります。
ていねいに刈り取っても、雑草はまた翌年も生えてきます。完全に駆逐できないし、してはいけないのです。ウンザリする日もありますが、こうした積み重ねがおいしさと安心を育みます。
(6月) 稲の活着の様子を見ながら、草を抜いていきます。
(6月) 田植えから1ヶ月。あぜの雑草がだいぶ茂ってきました。
田んぼのまわりやあぜの草を一週間かけて刈り取りましたが、これで終わりではありません。
(7月) 油断するとまた草ぼうぼうになります。
田んぼの中で草抜きしています。
5メートル進むごとに、背伸びして、またかがむ。1日中これを繰り返して草を抜きます。
イネに似ていますがホタルイという雑草です。
水中に見える緑色の玉のようなものも雑草の一種です。やはり手で抜きます。
(9月) 収穫前でも草刈りはします。傾斜の土手を刈るのは大変。