健菜のきゃべつは、冬になるとアントシアニンを生成して、外側の葉が紫になります。寒さから身を守るため栄養を凝縮して育ち、そして驚くほど、甘いきゃべつが収穫できるのです。普通は、えぐみがある芯は食べませんが、健菜きゃべつは芯まで甘く、丸ごと味わえます。
また、他の畑のきゃべつには見向きもせず、鳥が集まってきます。おいしいものは、野生の生きものが一番知っているのですね。
身体の熱を冷ましてくれる効果があります。ビタミンC、U、K、食物繊維を含んでおり、大きめの葉を1枚食べれば1日に必要なビタミンCの約70%を摂取できると言われています。また、きゃべつのビタミンU(キャベジン)は胃壁を丈夫にし、胸焼けなどを抑える働きがあります。