冬の健菜の白菜は、愛知県豊川市の農園から出荷しています。ここは赤土で水はけの良い大地に、冷たい北風が吹きすさぶ、キャベツや白菜の栽培適地です。
生産者の川崎さんは、ここで黄芯系の品種や、オレンジクイーンという芯が鮮やかなオレンジ色の白菜を栽培しています。いねいに間引きをして、株間に適度なゆとりを持たせることで、どっしりとした重みがあり、密度の濃い白菜を作っています。
何度も霜にあたりながら、糖度を蓄えてゆっくりと成長した白菜は、ビタミンなどの栄養価が一般の2倍以上もあり、甘さも断然違います。それゆえ、あまりのおいしさに、鳥に狙われることが悩みのたねです。
また、羽虫はフェロモントラップなどを使って捕獲。農薬は極力使用しません。新鮮なうちに生でかじると、りんごのような味とシャキシャキ感。芯こそおいしい、白菜です。
ビタミンCが豊富で、風邪の予防に効果があり、とくに芯にはカリウムやカルシウムが豊富に含まれています。