独特の香りがするからこそ、生で食したい

春菊
キク科キク属。地中海沿岸地方が原生地とされていますが、食用にしているのは東アジアのみで、ヨーロッパでは観葉植物としてガーデニングなどに使われています。日本に入ってきたのは室町時代。コウライギク、リュウキュウギクと呼ばれていたことから、朝鮮半島か沖縄からもたらされたようです。

苦手な方も食べやすい

 健菜の春菊は全体的に明るく淡い緑色で、葉が柔らかく肉厚です。冷涼な気候で、肥料と水を極力絞って栽培しているからです。アクや苦味がないので、春菊が嫌いという人が生のままサラダで食べるほどおいしい。独特の香りも上品で、舌に感じる甘さが印象的です。

カルテ

 カロテン、ビタミンC、鉄分などを多く含みます。独特の香りの正体はピネンという成分。
 消化液の分泌を促し、胃腸の調子を整えます。

保存方法

 乾燥すると香りが逃げてしまうので、新聞紙に包み、冷蔵庫に立てて保管します。
 香りが生きるのは2日から3日が目安です。

たべきりレシピ

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