秋田県男鹿市の大越さんの大豆畑はほかの畑より、色が淡いのが一目瞭然。過肥料だと青い色が濃くなってしまいますが、この畑は健やかそのものです。大越さんの青大豆がおいしいのは、栽培過程だけでなく、収穫時期を見分ける目を持っているから。
一瞬の収穫適期を逃さぬよう、神経を尖らせます。雪が降ると、青かった大豆は白茶けてしまうし、夜露にあたれば、ふやけてしまう。この日だと決まったら、一家総出で明かりをともして徹夜で収穫することもしばしば。名人の、経験と勘がおいしさを左右します。
老舗の豆菓子店がその品質の高さにうなり、きな粉専門メーカーが絶品と太鼓判を押す青大豆は、お料理の楽しみを広げます。呉汁や浸し豆といった和食だけでなく、スープやサラダなどにも向いています。
健菜倶楽部の大豆加工品(お醤油や味噌、納豆など)は、全て永田農法の青大豆を原料に作られています。
大豆の栄養素である大豆たんぱく、食物繊維、大豆イソフラボンのほか、青大豆には、クロロフィル(葉緑素)や、大豆オリゴ糖が豊富に含まれています。また、ふつうの大豆より、ビタミンAやカロテンが多いことが知られています。
乾燥した冷暗所で保存して下さい。