ほうれん草

茎の根本の甘さに驚きです

ほうれん草
アカザ科ホウレンソウ属の一、二年草本。原生地はイランの乾燥した高原地帯。日本へは中国から、中国へはネパールからもたらされたので「菠薐(ネパールのこと)草」と書くのです。

夏はやませが吹く北の地で栽培

 夏は岩手県久慈市が主要産地。ここは山背(やませ・北日本の太平洋岸に吹く霧混じりの北東風)が吹く冷涼な農園。
 ここでハウスで雨よけをして、通常の2倍近い時間をかけてゆっくり育てます。すると葉が柔らかくてえぐみがなく、そして味が深いほうれん草が収穫できます。サラダにすると格別のおいしさです。

冬は「寒じめ」。霜の力でより甘く

 寒じめほうれん草は、葉肉が厚くて驚きの甘さ。寒さの中、毎朝霜にあたって凍てつき、昼になり太陽の光を浴びると甦る。それを繰り返しながらじんわりと味を深くするのです。生産者は、乾燥した高原のような気候のもと、水はけの良い土壌で水も肥料も極力抑えて育てています。

野菜の蓚酸量が激減

 一般農法のほうれん草は腎臓結石などの原因になる有害物質=蓚酸の含有量が非常に高いのですが、永田農法のほうれん草の蓚酸はその半分以下。カラカラの土壌で肥料をやらず、水も極限まで減らしているからです。 反面、カルシウムは2倍から3倍、ビタミンCも2倍から8倍、糖度も3倍以上と驚くほど栄養価が高いのです。

硝酸態窒素も少なく

 そして、硝酸態窒素も格段に少ないことが分かっています。一般にはたくさん与えがちになる窒素肥料が、硝酸態窒素として作物や畑に残留し、えぐみのもとになったり、環境汚染の原因にもなっています。 
 

健菜の「もっともおいしい野菜」に

 緑色の濃いほうれん草は肥料を多く与えすぎた結果、硝酸態窒素が多く残留している証拠。健菜のほうれん草は色が淡いのが特徴で、見た目にも健康に育ったことがわかります。

 ふつうのほうれん草はアクが強く、加熱しないと食べられません。一方健菜のほうれん草は、生こそおいしいほうれん草。健やかなものだからこそ、健菜倶楽部のお客様アンケートで「もっともおいしい野菜」に選ばれるほどの人気を誇っています。

たべきりレシピ

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