からっ風が育むブロッコリー

 浜松は日照時間が長く、1年中とても暖かい気候です。でも冬にはときおり、「遠州のからっ風」とよばれる北西の季節風が吹きつけるので、気温は比較的高いのに、体感温度は寒いという日があります。これが野菜作りに最適です。冷たい風で身が引き締まった、おいしい野菜ができます。


花蕾の締まったブロッコリー

 健菜倶楽部には、私の作る野菜のうち、一番旬の、とくにおいしいものだけお届けしています。12月の後半から2月くらいまでは、ブロッコリーがおいしい時期です。
 農園は三方原台地の上にあって、真っ赤なガラガラの土は、排水がよいのに適度な水持ちもあり、花蕾が締まった、いいブロッコリーがとれます。
 花蕾が締まっていると、ふつうより2〜3日遅く収穫できるので、味ものってきます。2〜3日というと大した日数ではないようですが、農業ではこの2〜3日が味を大きく左右するから侮れません。


秋は雨が多かった

 今年は、10、11月に雨が多かったので、野菜の成長がやや早めです。真冬になれば落ち着いてくると思いますが、少し、気を揉んでいます。
(12月5日)

土かぜ農家

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