厳しい自然環境を再現して栽培に成功

　自然薯は、野山に自生する日本原産の宿根性慢性の草木です。一見するとただの山芋のようですが、その栄養価と風味の良さは比べようもなく、昔から滋養・強壮の食として土地の人々に珍重されてきました。農家は秋になると、来るべき厳しい冬への保存食として山に堀りに出かけましたが、あまりに地中深く根を張り、しかも曲がりくねって伸びているため、男手でも一日に数本しか掘れず、一般にはあまり出回っておりませんでした。
　永田農法では、この栽培困難といわれた自然薯を、独自の理論と自然の恵みを最大限に活用する方法で栽培化に成功しています。天然ものとほぼ同じ環境で栽培し、しかも自然薯特有のアクが発生しないよう、水分を極力控えておりますので、例えばとろろ汁に利用すると、深い甘みがお楽しみいただけます。生産地の農家の方々は、毎朝冷ましたお味噌汁でのばしていただくそうです。最高の健康法だと農家の方々がおっしゃるのもうなずけます。たんぱく質・ビタミン・ミネラルに加えて消化酵素も豊富な冬の恵みです。

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