2022年の吉川里山百景 (6)

2022年06月

夕暮れ映す早苗の田

点々と早苗が並ぶ5月の田んぼは叙情的。
空を映す田水は、刻々と色を変えて夕暮れ色に染まる。
稲葉で田水が隠れるまでの、つかの間の美景だ。

よしかわ便り「たなだ」 2022年06月号
 夕暮れ映す早苗の田

水鏡のような棚田

2022年05月

田植えの足跡

小さくて不定形の棚田で働く田植機は、歩行型だ。
ぬかるむ土を踏みながら、人が押していく。
苗の列と並んで残る足跡は、やわらかい土に埋もれていく。


よしかわ便り「たなだ」 2022年05月号
田植えの足跡

棚田の田植え

2022年04月

水田に映る花の影

棚田の傍らに花樹が一本。水面に花影を映す。
木陰は稲作には好ましくないはず。なぜ、ここに?
花を愛でる心が、稲作の知恵に勝ったのだろうか。

よしかわ便り「たなだ」 2022年04月号
水田に映る花の影

田植えを待つ棚田

2022年03月

新緑と残り雪

芽吹きから若葉へ、そして新緑へと変わるブナ林。
春、尾神岳の木々は慌ただしい。
けれど、残雪は長閑なもの。木の根元から消えていく。

よしかわ便り「たなだ」 2022年03月号
新緑と残り雪

尾神岳のおそい春

2022年02月

深雪の始末

除雪車の働きで、毎朝、集落の道は通行可能になる。
道路わきの雪壁は日ごとに高さを増して、家の軒を超えた。
あとの始末は人ではなくて太陽が頼り。春の陽を待つ。


よしかわ便り「たなだ」 2022年02月号
深雪の始末

雪に埋まる山間の集落

2022年01月

冬冬と凍てつく田水

「冬冬」と書いてとんとん。冬の到来を告げる音だという。
やがて、こんこん、しんしんという音とともに
棚田は深雪に覆われ、田水さえが見えなくなる。

よしかわ便り「たなだ」 2022年01月号
冬冬と凍てつく田水

棚田の雪化粧

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