上品な香りととろける甘味

　山梨県南アルプス市・飯野公一氏が栽培した「一宮白桃」をご紹介します。栽培地は、甲府盆地の西部、富士川水系の一級河川・御勅使川の扇状地に立地し、水はけの良さと、内陸性気候による昼夜の寒暖差、晴天率の高さなど、桃の栽培に絶好の環境が揃っています。

一宮白桃は、上品な香りととろける甘さが素晴らしい、白桃系の高級品種。その糖度は13度前後にも達し、ほおばると、口の中に甘い香りが広がり、豊富な果汁が楽しめる逸品です。ところが近年は、その栽培の難しさから生産者が減少し、希少品種になりつつあります。

健菜が生産を依頼する、飯野公一氏は、農薬はもちろん、肥料を極端に控えて栽培。さらに葉が萎れるくらい水を絞ることで、桃の肩が盛り上がり、枝に巻き付くほどの生命力をみなぎらせます。さらに甲府盆地特有の、強い日差しと夜間の蒸すような湿気が、桃のおいしさを際立たせます。樹上でしっかりと完熟させた特選品をお届けしますので、一宮白桃本来の上品な甘みと、果汁たっぷりの果実をお楽しみください。

関連記事

• [特集] ポイントは選び待つこと。 生産者が語る白鳳づくり