吉川里山百景

健菜米コシヒカリのふるさと、新潟県上越市吉川地区の風物詩をお伝えします。

2021年04月

山里の花季

尾神の街道沿いに立つのは樹齢300年のしだれ桜だ。
花季は4月半ば。いつもは祭りで賑わうが、今年はいかに。
老木は、春の宴の再開をひっそりと待っている。

山里の花季

尾神の桜

2021年03月

根雪ほどけて

日毎に陽射しが増している。田の水面も現れた。
「真白にみえし、雪きえて、野はおもしろく、なりにけり」
唱歌のままに、楽しみな春がやってくる。

よしかわ便り「たなだ」 2021年03月号
根雪ほどけて

雪解けの季節到来

2021年02月

雪壁の道

深夜、除雪車がつくった道が、暮らしを支える。
雪壁は、まだ、日毎に高くなるばかり......。
それが溶けて消える春を待ちながら、キシキシと道を歩く。


よしかわ便り「たなだ」 2021年02月号
雪壁の道

落をつなぐ雪道

2021年01月

昇る煙に願いをこめて

小正月の雪原にたなびく煙は、塞ノ神の階段だ。
疫病退散、豊作祈念......。
火祭りに集う村人の願いとともに天に昇っていく。



よしかわ便り「たなだ」 2021年01月号
昇る煙に願いをこめて

雪原で祝う塞ノ神

2020年12月

霜枯れの里山

師走、極月、氷月、極冬...。12月の和名は多い。
寒風を受け、眠るかのように里山は静まりかえる季。
12月は春待月ともいうそうだ。

よしかわ便り「たなだ」 2020年12月号
霜枯れの里山

山眠る季

2020年11月

錦秋を映す田水

田打ちを終えて水を溜めた冬水たんぼ。
彩られていく里山の秋を水面に映し、
来春の訪れを静かに待つ。

よしかわ便り「たなだ」 2020年11月号
錦秋を映す田水

晩秋の棚田

2020年10月

野分あけ

収穫直前に台風襲来。景色が一変した。
「自然が相手だ。こんな年もあるよ」と生産者。
黙々と、手塩にかけた稲を刈る。

よしかわ便り「たなだ」 2020年10月号
  野分あけ

暴風雨の後

2020年09月

小さくて地味、そして強い花

8月の朝、籾が割れてちっぽけな花が咲く。開花は3時間だけ。
無風でも曇っていても受粉する。虫の助けも要らない。
地味だけど、稲の花は偉い。

よしかわ便り「たなだ」 2020年09月号
小さくて地味、そして強い花

稲の花

2020年08月

棚田の夏色

稲が育ち、青々と連なる田んぼを青田という。
「でもね」と生産者。「濁った色はいけないよ」。
健康な葉の緑色は薄くて透明感がある。大賀集落の夏色だ。

よしかわ便り「たなだ」 2020年08月号
棚田の夏色

大賀の夏

2020年07月

流した汗と米の味

棚田の景色は美しい。おいしい米が実る。
けれど、大型農機具が使えず、人の力が頼りだ。
特に草刈りは......。
急斜面や狭い畦で流した汗が、おいしさを育んでいく。

よしかわ便り「たなだ」 2020年07月号
流した汗と米の味

棚田の草刈り

2020年06月

水音をたどると

尾神岳の奥深く、水音をたどって源流へ。
ブナ林の地下から湧き出た水は、威勢のよい滝をつくっていた。
ザァザア、シャーシャー。枯れることない恵みの水だ。

よしかわ便り「たなだ」 2020年06月号
水音をたどると

吉川の水源

2020年05月

田んぼの波紋

早苗田に水輪が一つ。また一つ。
さてはメダカの仕業かな。
水輪はつながり波紋が広がっていく。


よしかわ便り「たなだ」 2020年05月号
田んぼの波紋

早苗田の水景色

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