吉川里山百景

健菜米コシヒカリのふるさと、新潟県上越市吉川地区の風物詩をお伝えします。

2022年05月

田植えの足跡

小さくて不定形の棚田で働く田植機は、歩行型だ。
ぬかるむ土を踏みながら、人が押していく。
苗の列と並んで残る足跡は、やわらかい土に埋もれていく。


田植えの足跡

棚田の田植え

2022年04月

水田に映る花の影

棚田の傍らに花樹が一本。水面に花影を映す。
木陰は稲作には好ましくないはず。なぜ、ここに?
花を愛でる心が、稲作の知恵に勝ったのだろうか。

よしかわ便り「たなだ」 2022年04月号
水田に映る花の影

田植えを待つ棚田

2022年03月

新緑と残り雪

芽吹きから若葉へ、そして新緑へと変わるブナ林。
春、尾神岳の木々は慌ただしい。
けれど、残雪は長閑なもの。木の根元から消えていく。

よしかわ便り「たなだ」 2022年03月号
新緑と残り雪

尾神岳のおそい春

2022年02月

深雪の始末

除雪車の働きで、毎朝、集落の道は通行可能になる。
道路わきの雪壁は日ごとに高さを増して、家の軒を超えた。
あとの始末は人ではなくて太陽が頼り。春の陽を待つ。


よしかわ便り「たなだ」 2022年02月号
深雪の始末

雪に埋まる山間の集落

2022年01月

冬冬と凍てつく田水

「冬冬」と書いてとんとん。冬の到来を告げる音だという。
やがて、こんこん、しんしんという音とともに
棚田は深雪に覆われ、田水さえが見えなくなる。

よしかわ便り「たなだ」 2022年01月号
冬冬と凍てつく田水

棚田の雪化粧

2021年12月

ゆく秋惜しむ水鏡

代掻きを終えた冬水たんぼ。来年の米づくりの準備も一段落。
その水面に錦秋を映して、静まりかえる。
春を待ちながらも、暮れていく秋を惜しむかのように。

よしかわ便り「たなだ」 2021年12月号
ゆく秋惜しむ水鏡

晩秋の棚田

2021年11月

機械では刈りきれない

棚田は四角くない。一枚一枚が小さくて不定形。
だから、コンバインがあちらこちらを刈り残す。
「仕方ないよ」と田んぼの主は手で稲を刈り、脱穀をする。

よしかわ便り「たなだ」 2021年11月号
  機械では刈りきれない

棚田の手作業

2021年10月

風の郷の秋模様

霊峰・尾神岳は鳥人たちのメッカだ。
鳥人の目に映る吉川の四季は、さぞ美しかろう。
黄金のパッチワークが点在する秋は一際に......。

よしかわ便り「たなだ」 2021年10月号
風の郷の秋模様

尾神岳からの飛行

2021年09月

黄金の季節

稲穂をかき分け田道を歩く。稲の香につつまれる。
風が吹けば、サワサワと稲穂が波打つ。
黄金の景色が、豊穣を約束している。

 
よしかわ便り「たなだ」 2021年09月号
黄金の季節

稲田の秋

2021年08月

夏色の田んぼ

春は春田、冬なら冬田。でも、夏は青田という。
稲葉は日ごとに成長して、田の水を隠してしまう。
その緑は若々しい夏色だ。

よしかわ便り「たなだ」 2021年08月号
 夏色の田んぼ

夏の棚田

2021年07月

夕景で占う空模様

空が焼け、やがて棚田の水は紫色となる。
これならば、明日は晴天。
梅雨入り前の太陽は、早苗もさぞや嬉しかろう。

よしかわ便り「たなだ」 2021年07月号
夕景で占う空模様

大夕焼けの棚田

2021年06月

早苗の行列・知恵くらべ

棚田は小さくて不定形。そこで田植機をどう動かすか?
隙間を残さず、素早く無駄なくと、田んぼの主は知恵を絞る。
そよそよと風に揺れる早苗の行列は、その成果。上出来だ。 

よしかわ便り「たなだ」 2021年06月号
早苗の行列・知恵くらべ

田植えを終えた棚田

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