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健菜倶楽部の紅茶は、健菜玉緑茶の製造者である嬉野の太田重喜さんの手から生まれる。
紅茶は、平成元年に、太田さんのほうから「作ってみたい」と提案があったものだ。そもそも「国産紅茶でおいしいミルクティーが飲みたいのに、いい紅茶がない」と嘆くフランス料理のシェフと出会い、「やってみよう」と、太田さんが持ち前のチャレンジ精神を発揮して実現した商品である。
佐賀県嬉野町の山の斜面に植えられた太田さんの茶樹は、市販の農薬を一切使わず、肥料を極限まで抑えた永田農法で栽培されている。若いころ、農薬中毒で倒れた経験を持つ太田さんは、茶葉の栽培では無理だといわれた無農薬栽培を、工夫を重ねて実践してきた。さらに、20年ほど前の永田農法との出会いが、その独特な茶栽培を決定付けた。
茶葉の色が硝酸態窒素が少ない証拠
過剰な肥料を施された一般栽培の茶葉に比べて、太田さんの茶葉は緑が薄い。この特長は、製茶後も残っていて、健菜玉緑茶をくみ出すと、緑色ではなく美しい山吹色をしている。その味も他とは違う。お茶は渋いものだと思っていたら大間違い。健やかなお茶は、清々しくて甘やかであることを玉緑茶は教えてくれる。
こうした緑茶の個性は、紅茶ではどうなるのだろうか。試作の末に太田さんが生み出した紅茶は、やはり甘やかだった。
さらに渋みが少なくて飲みやすい。会員の方から「安全な国産紅茶を」との要望もあり、健菜倶楽部では、紅茶つくりに成功してほどなく、ご紹介を始めたのだった。
嬉野紅茶はどうのように作られているのだろうか。
紅茶の香りや色は、茶特有の成分、タンニンによるものである。真夏の強い日差しを浴びた3番茶(そのシーズンで3回目に摘んだ葉)がタンニンの含有量が多いため、太田さんは3番茶を使うことにした。
茶葉は、緑茶用の品種を使う。今は「おくむさし」や「さやまかおり」、さらに在来種をブレンドして求める味を作っている。
緑茶は茶葉を摘んだらすぐに加熱をして酸化を止めるが、紅茶は、茶葉を17~50時間ほど、専用の萎凋槽(いちょうそう)で萎凋、つまりしおれさせて風味を引き出す。「永田農法で栽培した茶葉は、萎凋香が豊かだ」と太田さんは言う。
その後、茶葉を揉んで発酵させ、さらに半年ほど寝かせて熟成させる。
嬉野紅茶には、ブレンドの妙や萎凋・揉捻・発酵など、製茶過程のすべてに太田さんの技が生きている。
しかし、そもそも紅茶つくりの出発点になった「おいしいミルクティー」ということでは道なかば。嬉野紅茶は、ミルクティにはあまり合わないからだ。
昨年、太田さんは、日本で生まれた「紅富貴」という紅茶用の珍しい品種を植えた。茶葉の収穫までには2~3年かかるが、その時は、新しい味の紅茶が加わるかもしれない。
それまでは、まず、ふくよかな香りと清々しい嬉野紅茶をお楽しみください。
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