冷夏に泣いた年でした

収穫の秋も今年はさびしい

ご存知の通り、久慈は、春は地震に、夏は冷害に見舞われて、明るい話題が少ない収穫の秋を迎えました。思い返してみると、今年は「暑過ぎる日」というのが1日もないままで終わってしまいました。お米の収量は例年の7割ぐらいでしょうか。農家にとっては厳しい年になりました。

野菜はおくれ、マツタケは早めに

9月の初旬には、例年より半月も早く、マツタケが一斉に採れだして、町も華やいだのですが、収穫時期が短くて、結局、収量もあがりませんでした。マツタケだけでなく、キノコ全般、同じようでしたから、秋の楽しみであるキノコ狩りも盛り上がりに欠けていたようです。
幸い、健菜倶楽部の皆さまが召し上がっている西野さんのほうれん草や、宇名沢さんの春菊のおいしさはいつも通り...。さすがに名人は違うなと思っています。
ただし、栽培の期間は、例年より1週間から10日も長くかかりました。一般栽培より、もともとゆっくり育てているのに、さらに時間がかかりましたから、収量はやはり少なめになりました。
そろそろ久慈の春菊もかぶも大根も終わります。

寒じめほうれん草を栽培中

でも、今年は、12月中頃以降にちぢみ菜をお届けしようと、宇名沢さんが準備を始めています。これは、丸葉のほうれん草を、凍らない程度のぎりぎりの寒さに当てながら栽培するもの。葉肉が厚くて糖度ものってきます。お浸しでお召し上がりください。久慈では、もう紅葉は過ぎて、今日(11月4日)は落葉が舞っています。いつ霜が降りてもおかしくないほど、朝晩は冷え込んでいます。この寒さが、ちぢみ菜をおいしくしてくれます。

土かぜ日記 土かぜ日記

土かぜ農家

ページの先頭へ