自然とケンカしたことを反省中

今年を振り返るといっても

 健菜ニュースの編集者から、今年1年を振り返ってみてくれと言われましたが、しかし、私たちの1年は、トマト栽培の定植をする9月に新しい年が始まり、収穫が終わる6月が年末というのが実感です。
そんな栽培のカレンダーでいえば、昨年のトマト、つまり今年の夏に終えたトマトは、正直なところもう一歩でした。昨年は11月から出荷しようとして、自然とケンカをしてしまったのです。反省しています。今年は、もっと自然によりそった栽培をしています。

野菜が不足している理由

 今年はあちこちで「異常な気象だ」と言われました。その影響で、この秋は野菜が不足気味だったことをご存知ですか。北海道などの作物の収穫が例年になく早まってしまったのに、その後をバトンタッチで引き受けてきた九州や四国産の野菜の方は、寒さのおかげで、収穫が遅れ、ポッカリとすき間ができてしまったからです。
実際、日向でも秋が極端に短くて、寒い冬が早々に来てしまいました。
その影響はトマトにも出ています。
でも、私が見るところ、それは悪い影響ではありません。
気温が高いとトマトはぐんぐん伸びてくれますが、味はよくはなりません。今シーズンのように花の時期に気温が下がると、果実がゆっくりと成長し、味が濃くおいしくなると予想できるからです。おそらく1月下旬には糖度8度ぐらいのものが実り始めるはずです。

きゅうりの収穫が始まる

 宮崎県日向市というと南国のイメージでしょうが、冬の寒さはかなりなもの。日中は17~18度になりますが、朝は冷え込んで氷が張っていることもしばしばです。
さて、目下、わたしたちの周囲では、健菜ニュースでも紹介された佐藤利己さんや佐藤瑞穂さんのきゅうりの収穫が始まりました。みずみずしくって、さわやかな香りがする名人のきゅうりを楽しみにしてください。

土かぜ日記 土かぜ日記

土かぜ農家

ページの先頭へ