大雪が降り、ひと安心です

先週、待望の大雪が降りました。大賀の中村昭一さんから「雪室に詰める雪が集まるよ」と連絡が入り、ホッとしたところです。
 今冬の吉川は、豪雪地帯とは思えない景色でした。暖かくて雪が少ない。暮らしは楽ですが、農業のことを考えると喜んではいられません。吉川の豊かな水は、山を覆った雪が森にしみ込んで、わき出しているもの。雪が少ないと夏の水不足が心配されるからです。
 もう一度、大雪が降ってくれないものかと空を仰いでいますが、もう春ですね。

酒も原料の質が問われる時代に

 健菜純米吟醸酒「雪麗」は、目下、元気に発酵中。昨日は東京の食品販売関係者が、田んぼや酒蔵を見学していきました。食品のトレサビリティーにこだわる人でも、これまでは酒の原料については無関心でした。その流れが変わりつつあります。
 永田農法で安全で最高品質の酒米を栽培し、それを地元で醸造してきた私たちのやり方に、ようやく世間の関心が向いてきたのだと思います。

雪麗の生搾りは3月下旬を予定

 雪麗は3月の下旬に搾る予定です。一部は、大賀の雪室で熟成させていきます。低温で湿度が高い雪室独特の環境で、まろやかな深みのある味が醸されていきます。
(2月26日)

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※2月27日の吉川。雪が少なくてやや不安。

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※雪の下から蕗の薹が顔を出している

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※雪室に酒を運び入れる山本さん。この後、雪を詰める。

土かぜ農家

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