永田農法でのトマト栽培を始めたのは、今は栽培の指導に各地に行っている弟(安藤広信さん)に、「手伝って!」と言われたのがきっかけでした。
20年近くトマト栽培をしてきましたが、醍醐味を感じるのはやはりファーストトマトですね。マルトマトやミニトマトに比べると、癖が強く、油断すると品質がバラついてしまう品種なので、栽培する人が減っていると聞きます。
その分、おいしさの違いが際立つ品種。ますます気合いが入ります。
今、宮崎の農家の多くが灰色カビ病に悩んでいます。冬を越した苗の活動が活発化する2~3月が雨天ばかりだったこともトマト栽培にはダメージ。名人といわれている生産者も頭をかかえています。
私が担当するハウスでも、低地のほうは影響が出てしまいましたが、風通しのいい高地のハウスは被害を受けずに済んでいます。
今、実を付けているのは3段目から5段目。青い状態を見ただけで、ちゃんと糖度があることがわかります。間もなく味のピークを迎えます。楽しみにしていてください。
(3月19日)
※生産者の重吉さん。
※色鮮やかに生るファーストトマト
※ググっとはりがあります。