新茶摘みは昨年より1週間早い4月19日から始まりました。
霜害で収穫量は減少しましたが、茶摘みと製茶で、家族総出で休む間もない1か月を過ごしました。
いつもなら、その後の二番茶の作業はそれほどきつくないのですが、今年は違います。日経新聞をはじめ、マスコミにも嬉野の紅茶が注目されて人気が高まり、7月の上旬は紅茶の製造に追われました。
永田照喜治先生が、私に「国産紅茶を作りなさい」とおっしゃたのは、昭和58年のことです。その後、試行錯誤があって、皆様に販売を始めたのは平成6年のこと。徐々にお客様が増え、「安全」だけでなく「やさしい風味」と味も評価されるようになりました。
今、息子たち若い世代は、うれしの紅茶振興協議会をつくって、紅茶を嬉野に根付かせようとがんばっています。
私たちは農薬を使わないので、雑草もすごいし、イノシシなどがうちの茶園だけに集まってきます。困ったものです。
ところで、今年は、特別な品種の唐辛子の苗を入手し植えました。冬の柚子胡椒の味が変わるはず。ご期待ください。
太田さん一家。下段はお孫さんと重喜さん夫婦。
茶畑での新茶摘み。
茶畑の罠にかかったイノシシ。