一番茶の刈り取りが終わりました

5月半ば、今年も無事、一番茶の刈り取りが終わりました。いまは刈番(次の芽を揃えるために刈り込むこと)を終え、草取りや幼木の管理に勤しんでいます。雨の日は茶葉の配合です。品種や畑の違いを見極めブレンドすることで、年間変わらない味を保ちます。製茶した後はさらに遠赤外線で乾燥させ、品質劣化を防ぐのが私のこだわりです。

春の霜に適切に対処

 今年の春は弱い霜に見舞われました。霜は、ダニやアブラムシが発生するきっかけにもなります。うちの畑でも少し見かけたので、うすめた砂糖水をかけて駆除。大事には至りませんでした。しかし大きな被害を受けた茶園もあって、早目に対処してよかったと思っています。


放棄された茶畑が増えています

 最近は、嬉野の茶農家も高齢化が進んできました。茶畑が放棄されると、害虫やイノシシ、アナグマの住処になります。動物たちは、うちの茶畑にもやってきて、茶畑に自生する山いもを掘るついでに、茶樹も傷めてしまうので困ったものです。町全体で対策が必要。みんなで知恵を出しあわねばなりません。
(6月3日)

土かぜ農家

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