桃の摘果

 今年は春の到来が早くて、例年より1週間ほど早く、果樹の花が次々に咲きました。
 梅、プラム、桃、梨と続き、今は柿の花が咲いています。
 季節の早い動きにせかされ、作業に追われる毎日です。園から見る山々の景色が今は素晴らしいのに、楽しむ余裕もありません。
 桃は3月に摘蕾、4月は摘花をして、1週間前から結実した実を落とす摘果を始めました。といっても粗摘果。6月末には、最後の仕上げ摘果をしていきます。
 養分が詰まったおいしい桃を生らすには、どの枝にどの実を残すかの判断が大切。摘果は人任せにはできません。
 どんなに忙しくても、人に頼らず、父とともに摘果を進めています。

特別な桃

現在、果樹園にある桃の木は、幼木。老木合わせて250本程度。品種は十数種類ありますが、「白桃」は特別です。
 その果肉の上質ななめらかさや素直な甘さは、うちの白桃だけがもつ特徴ではないでしょうか。
 その白桃、今年は収穫が少し早まりそうです。

(6月1日)

土かぜ農家

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