小松菜の定植にひと工夫

 山の上から始まった紅葉が、一気に平野に下ってきて、うちの農園のまわりの景色も色とりどりになっています。
 健菜倶楽部さんには、8月にメロンを出荷しましたが、お味はいかがでしたか。今日は、そのメロンを栽培していたハウスで、小松菜の定植をしました。日曜日なので、パートさんもおらず、妻とふたりの作業です。


坂本式転圧ドリル農法


 小松菜などの葉もの栽培は、畑に種を直播きする農家さんが、ほとんどでしょう。うちも昔はそうしていましたが、十数年前から独自のやり方で栽培するようになりました。
 名付けて、「坂本式転圧ドリル農法」。
 ポイントは、ローラーで畑の土を固く締めてしまうこと。潅水もこのときだけ。そして電気ドリルで土に穴をあけて、そこに苗を植えていきます。


弱そうに見えて強い苗


 苗も、ふつうの農家さんが見たらびっくりするかもしれません。小さいし緑が薄いし...。見た目はやさしいけれど、触るとごわごわと硬いし、根っこがびっしり。おいしくなる苗です。
 寒いので、これから、ずんぐりと地面を這うように大きくなりますが、12月の収穫の頃には、肉厚で甘みがのった小松菜になります。待っていてください。
(10月19日)

土かぜ農家

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