永田農法の原点に還る年

 今は、毎日晴天が続き、強い光がハウスに注いでいます。空気はひんやりと冷たく、トマト栽培には理想的な気候です。

じつは昨秋、日向市は記録的な大雨に見舞われ、トマトの生育に影響が出るのではと心配していました。

 でも晩秋からは天気が思いのほかよく、杞憂に終わりほっとしています。

さあ、本格的な冬に入り、これからが私たちのトマトの旬。

 味のピークに向けて、生産者の腕が試されます。


原点に還る年に

 最近、私の周辺の農家が栽培している品種は、病害虫を寄せ付けないように品種改良されたものばかりです。

管理は楽でよいのですが、味はいまひとつかな。

 だから私たちは、昔からの品種にこだわっています。

 思えば、私と永田農法の付き合いははや30年になりますが、今年はその原点に還る年にしたいと考えています。

細かい技術面の追求より、永田先生に教えられた「適地適作」をこころに刻み、種も、栽培地も選んでいくつもりです。

(12月9日)

土かぜ農家

ページの先頭へ