吉川里山百景

健菜米コシヒカリのふるさと、新潟県上越市吉川地区の風物詩をお伝えします。

2020年07月

流した汗と米の味

棚田の景色は美しい。おいしい米が実る。
けれど、大型農機具が使えず、人の力が頼りだ。
特に草刈りは......。
急斜面や狭い畦で流した汗が、おいしさを育んでいく。

流した汗と米の味

棚田の草刈り

2020年06月

水音をたどると

尾神岳の奥深く、水音をたどって源流へ。
ブナ林の地下から湧き出た水は、威勢のよい滝をつくっていた。
ザァザア、シャーシャー。枯れることない恵みの水だ。

よしかわ便り「たなだ」 2020年06月号
水音をたどると

吉川の水源

2020年05月

田んぼの波紋

早苗田に水輪が一つ。また一つ。
さてはメダカの仕業かな。
水輪はつながり波紋が広がっていく。


よしかわ便り「たなだ」 2020年05月号
田んぼの波紋

早苗田の水景色

2020年04月

時を待つ段々の水鏡

畦塗り、田打ち、代掻きと春の大仕事が終わった。
とくとくと田んぼに水が注がれて、あとは時期を待つばかり。
田植えはいつに? お天道様と相談だ。


よしかわ便り「たなだ」 2020年04月号
時を待つ段々の水鏡

田植え前の棚田

2020年03月

暖冬異変

この年、大寒を迎えても田んぼは土色を見せていた。
豪雪の里での暖冬異変。このまま春の到来か......。
「雪なしの冬は冬じゃない」と里人はつぶやく。

よしかわ便り「たなだ」 2020年03月号
 暖冬異変

川谷地区の田んぼ

2020年02月

雪の夜が明けて

雪の夜が明けた。空気は凜と澄み、畦は白く光る。
冬水たんぼは、雪片を浮かべている。
棚田の冬景色は目に眩しく、そして清々しい。

よしかわ便り「たなだ」 2020年02月号
雪の夜が明けて

棚田の雪化粧

2020年01月

雪原で祝う小正月

小正月には竹と藁で塞ノ神を組み上げる。
そして点火。雪原の火祭りが始まった。
宙に舞う煤の下で、皆の無病息災を祈る。

よしかわ便り「たなだ」 2020年01月号
雪原で祝う小正月

集落の塞ノ神祭り

2019年12月

霧立ちこめて冬化粧 

初雪の夜が明けて、静まり返る稲田。
川霧が立つのは、流水より外気温が低いため。
いよいよ寒さも本番。冬支度も忙しい。

よしかわ便り「たなだ」 2019年12月号
霧立ちこめて冬化粧 

初雪の早朝

2019年11月

雪待ちの田んぼ

尾神岳の紅葉が始まる頃、
田の主たちは収穫後の土を耕し、藁をすき込む。
作業を終えた田んぼは、静かに冬の到来を待つ。

よしかわ便り「たなだ」 2019年11月号
雪待ちの田んぼ

尾神岳東麓の晩秋

2019年10月

暴風雨のあとで

収穫を前に台風が襲来。すると
畦道は、栽培法の違いが分かる境界線になった。
生命力が強い稲は倒れない。堂々と完熟していく。

よしかわ便り「たなだ」 2019年10月号
暴風雨のあとで

台風一過

2019年09月

登熟の季節

空が日毎に高くなり、稲は黄金色を増していく。
登熟の季だ。籾の中にぐんぐん養分が蓄えられ、
米が力強く、そしておいしくなっていく。

よしかわ便り「たなだ」 2019年09月号

秋を迎えた棚田

2019年08月

羽化のしるし

田の土から出たヤゴは、トンボになって空へ飛び立つ。
青田に残されるのは小さな抜け殻だけ。...けれど
トンボはやがてここに還ってくる。そして子孫を田に託す。

よしかわ便り「たなだ」 2019年08月号

トンボの置き土産

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