大切に守りたい品種

 南アルプス東裾の斜面で、桃やすもも、ぶどうなどを栽培しています。
中でも白鳳は農園を代表する果実。大正時代に誕生した伝統品種ですが、その澄んだ甘さや果肉のなめらかさは、他のどんな品種をもしのぐのではないでしょうか。
最近は栽培の難しさから生産者が激減しているだけに、いっそう大切に育てていきたいと思っています。

収穫を終えて

 白鳳の収穫適期は、7月半ばの一週間しかありません。今年は梅雨が長引きましたが、収穫を止めず、雲の切れ間に作業を進めました。
長雨のために、例年どおりの糖度というわけにはいきませんでしたが、無事に出荷を終えてホッとしています。
梅雨が明けた今は、農園から見える富士山が、忙しい毎日をねぎらってくれているようです。

(8月3日)

土かぜ農家

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