歳の神(さいのかみ)は、小正月(1月15日ごろ)に行われる伝統的な火祭です。去年飾った門松や〆縄、子供たちの書き初めなどを燃やして、今年一年の五穀豊穣、無病息災を祈願します。歳の神の火にあたると、病気にならないと言われてます。
「歳の神」は、お供え物を組み上げたもののことで、大きいもので4~5メートルの高さになります。集落ごとに出来栄えを競いあい、吉川町内でいくつもの火が上がります。

暗くなるのを待って歳の神に火を着けるのは、その年の干支に当った人の役目です。火が収まるともちやスルメ、ちくわなどを焼いて食べます。子供たちはこれがお目当て。大人たちには「御神酒」が振る舞われ、みんなで新しい年を迎えます。

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