《08月》 出穂・開花

穂が出てくることを、「出穂(しゅっすい)」と言います。穂は籾の集合体です。これが稲の果実・種子であり、私たちの食べるお米になります。

出穂後、稲は葉で光合成してブドウ糖を生産し、穂に蓄えていきます。とてもデリケートな時期なので、冷夏による日照・温度不足、逆に酷暑で水不足になってもお米の品質に大きな影響が出ます。

稲もほかの植物と同じように花を咲かせます。花びらのない小さな花で、開花後すぐ自家受粉を終え、4時間ほどで散ってしまいます。

受粉から収穫までの目安は、積算温度で1150度から1200度くらい。気温30度と仮定すると、ざっと40日後になります。農家は開花を見て収穫の日取りを予測します。

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