春になると田んぼを掘り起こして、眠っていた土を目覚めさせます。これを「耕起(こうき)」、または「田起こし」と言います。土壌を細かく砕くことによる排水性、通気性、保肥力、保温性の向上、有機物分解の促進、雑草の種子の不発芽化など、たくさんの効果があります。
土がほぐれるとミミズやバッタが顔を出し、それを目当てにスズメやツバメがやってきて、田んぼがにぎやかになります。稲作の始まりです。
作業前。冬水たんぼの水を抜きます。
広いところはトラクターで作業します。
耕しはじめると、鳥がやってきます。
黒い膜のようなものはカエルの卵です。
(6月) カエルは害虫駆除を手伝ってくれます。