困りました。この数日、「咳」のために緊張をしいられています。とりわけ電車に乗るときは「咳よ、出るな」と自分に言いきかせているのですが、もともと気管支が悪いので、何の前兆もなく咳込むことがしばしば。昨日は、隣席の女性が、咳を押し殺そうとしている私からそっと離れていきました。「ノン・コロナ、ご心配なく」とマスクに書いておきたいぐらいです。
寒さとともに咳の季節(?)が到来すると、私は、ハチミツドリンクが欠かせなくなります。外出から戻ると、まず、甘くて温かいドリンクで、寒さで凍えた体と、イガイガと痛む喉をいたわる毎日。ドリンクには、すりおろした生姜(冷凍保存で常備中)を加えたり、柚子果汁を垂らしたりと、多少アレンジしますが、ハチミツ風味が損なわれない程度にとどめています。
「天竜の蜂蜜」は、温めると、湯気といっしょに森の香りが漂うように感じられて、気に入っています。おいしいですね。
ところで、昨日はハチミツドリンクを飲みながら、古代エジプトの神話を思い出していました。太陽神ラーが流した涙の1滴から1匹の蜂が生まれて巣をつくり、蜜を集めたという物語があったはず。エジプトでは5千年前にはハチミツの採取が、3千年前には養蜂まで行われるようになったそうですが、ハチミツは神様への捧げもの。口にできた人間は王や貴族たちだけでした。
思えば、小さなミツバチが花から花へと飛び回ってわずかずつ蜜を集めたものですから、これほど貴重な食べ物はありません。それに、少し神秘的ではありませんか。
今は、好きな時に好きなだけ、しかも、「天竜の山で採取したハチミツを」と選べるなんて、とても贅沢なことですね。
働き者のミツバチにも養蜂家にも感謝です。
ところでハチミツは栄養豊富なだけでなく、実際に喉の炎症を抑える効果や、粘膜を保護する効果があるそうです。ただし、ホットドリンク以上に効果があるのは、そのままなめることだとか。
ドリンクの前に、スプーン一杯を口にすること。それを習慣づけることに異存はありません。冬こそ、毎日、ハチミツ摂取ですね。
(神尾あんず)
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