食卓にならぶ食材の8割は、野菜と穀物というわが家。そのためか、夫婦ともども、病院とは30年以上も縁がありません。健康補助食品やトクホ(特定保健用食品)には関心がなく、おいしい食材と真っ当な食品を選び、丁寧に食べることが健康の基だと思ってきました。
でも例外があります。それは健菜ブロッコリーパウダーとグリーンティパウダーを、食材というより健康を意識して頂いていること。
自称「胃が弱い」夫は、うっかり夕食を食べ過ぎても、水溶きのブロッコリーパウダーを飲むと、翌朝の胃もたれ予防になると言います。一方、私にとっては旅の友。十分に野菜が食べられない出張や海外旅行中の快眠快便を保つには、ブロッコリーのドリンクが欠かせなせん。
私は果物のスムージーにほうれん草代わりに入れたり、いものポタージュに加えたりもしていますが、基本はドリンク。ブロッコリーだけでなく、緑茶パウダーを少し加えると格段と飲みやすくなります。このドリンクが、わが家の「青汁」です。
そういえば昔、ある青汁を飲んだ役者が「まずい」と叫ぶTVコマーシャルがありました。その印象は強烈で、私の周囲には、受験前の子どもに青汁を毎日飲ませる親が何人も現れました。野菜不足を補い、風邪を予防しようというのです。
それを知って「体によくてもまずいのはごめんだ」と思ったのは私。夫は「まずいのに健康にいいことあるのかな」と首をかしげていました。
ほどなくして、健菜ブロッコリーパウダーの販売が始まりました。どうやら永田照喜治先生は、夫と同じ考えだったようで、「まずい」を売りにした青汁ブームに一石を投じたかったのでしょう。健菜の味はやさしくて、嫌みがありません。
多くの青汁の原料であるケールは、ブロッコリー同様にキャベツの仲間です。ケールは、ビタミンなどが群を抜いて高く、1年中栽培できて収穫量も多いのですが、繊維が固くて野菜としては流通せず、青汁以外では動物の飼料に利用されているといいます。
多くの青汁の原料であるケールは、ブロッコリー同様にキャベツの仲間です。ケールは、ビタミンなどが群を抜いて高く、1年中栽培できて収穫量も多いのですが、繊維が固くて野菜としては流通せず、青汁以外では動物の飼料に利用されているといいます。
一方、健菜ブロッコリーパウダーはいつも食べている花蕾部分ではなく、葉で作られています。摘んだ葉は、健菜玉緑茶と同じムシグリ製法で乾燥させて旨味を引き出し、そのまま粉末に。永田農法で栽培したブロッコリーの葉には、ビタミンCをはじめとして、ケールをしのぐ高い栄養価があるのだそうです。
さらに、野菜が寒さの中で成長し、もっとも栄養価が高まる2~3月だけしか作らないのが健菜流。
なぜこれを知っているかというと、昨年、ブロッコリーパウダーが入手できなくなったとき、「来年の5月までお待ちください」と担当者に言われたからでした。
健菜の「旬にしか作らないので、売り切れご免です」というのには慣れていますが、粉末にまで旬があるとは!とびっくりし、また、ちょっとあきれてしまいました。
さて、そろそろ旬のパウダー仕込みも終わる頃。今から楽しみです。
(ライター・神尾あんず)
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