健菜ジャージー牛乳

コールドORホット?

 夏休み、地方にいる姪の息子とその友だちがわが家に泊まっていきました。彼らの目的はライブ参戦。姪が私に期待したのは、そのお目付役です。生意気盛りの高校生だけに、都会で羽目を外す恐れがなきにしもあらずと......。
 しかし、何を訊ねても彼らの返事は「あっ、はい」ばかり。この年代の男子と接する機会がない私は、「ちょっと苦手」と思っていたのですが......。

風呂上がりにグビグビ

「牛乳がいいです」
 お風呂上がりに「何か、飲む?」と聞いたら、大甥(姪の子供をこう呼ぶそうです)の返事はこれでした。身長は夫を優に越えているのに、少年ぽいですね。
 そこで、大きなコップで冷たい牛乳を出すと、グビグビと一気に飲み干して、「おいしい」とにっこり。それにしても、見事な飲みっぷり! 見ている私まで、パワーをお裾分けしてもらえる気がします。
「おばさん、この牛乳、ふつうのと違うの?」
 ちょっと驚きました。高校生でも、健菜牛乳の良さが分かるのかしら。そこで、ジャージー牛というイギリス王室ご用達の乳牛のミルクで、エサも特殊で......云々という説明をしたのですが、その反応は「ふ〜ん」。果たして健菜牛乳の価値が分かったのかしら。
 すると「道理でメチャおいしいと思った」と友だちがフォローしたりして......。何だか、二人とも、可愛らしく見えてきたのです。結局、彼らを見送る時は「また、おいでね」と心から言っていました。

シニアの愉しみ方

 さて、賑やかだった3日間が過ぎると、夫婦2人の静かな毎日。お風呂上がりに、冷たい牛乳をグビグビということは滅多にありません。夫が好きなのは、朝いちばんに、大きなマグカップで温めた牛乳を飲むこと。「人肌ぐらいの温かさがベスト」という理由は、「いい匂いがするし、味がよく分かるから」だとか。私は、深夜、蜂蜜と生姜を加えたホットミルクを片手に、ビデオ鑑賞するのが好き。年齢によって牛乳の愉しみ方も変わりますね。
(神尾あんず)


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