お雑煮は十人十色

 健菜倶楽部から送られてきた「冬のご馳走便」パンフを見て、少し焦りました。残暑が長引いたので、衣替えもせずに過ごしていたら、年末が近づいていたのですね。
 「さあ、冬支度!」とパンフを開いて、最初に選んだのは「〆張餅」。
 これがなくては、お正月は迎えられません。毎年、わが家に集まる甥姪やその子どもに「おばちゃんちのお餅」と認知されていて、会食が始まると早々に「お餅を食べたい」と言われます。,br>  遠慮がないリクエストはうれしいものです。

父のこだわり伝来

 そのときのお雑煮は、すまし汁に鶏肉、青菜に焼き餅というシンプルなものに決めています。「江戸っ子の雑煮はこれだ」とこだわっていた亡父にならってきたものです。実はお節料理は母の手作りの味から遠ざかるばかり。手作りどころか、お取り寄せを重箱に詰めるなどして、「わが家流」と言える料理が減っているだけに、このお雑煮は外せません。
 ところで、お雑煮の話になると、ほとんどの人が「うちではね」と語り始めませんか。その内容は、郷土色豊かなだけではなく、家庭のアレンジが加わって十人十色の行事食。それをお正月には再現しているように見受けられます。ちなみにわが家の左隣は新潟、右隣は尾道が故郷。新潟風のお雑煮は鮭とイクラ入り、尾道風は焼き穴子入りだそうだから、両隣とも、わが家より豪華ですね。おいしそう。

色もち人気

 わが家に集まる又姪や又甥のオーダーは、しそ餅に醤油、ごま餅にチーズなど色々で、お雑煮より焼き餅、そして他では見かけない色もちが人気です。私は、(彼らにとっては)曽祖父こだわりのお雑煮を記憶してほしいのですが...。
(神尾あんず)


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