小松菜

少し淡い色の、健康小松菜

小松菜
アブラナ科アブラナ属。バルカン高原からトルコ高原が原生地。日本に伝わったのは鎌倉時代とされていますが、小松菜という名は、江戸時代の将軍が小松川村(現在の東京都江戸川区)に鷹狩りに来たときに、供された青菜の味がたいそう気に入り、土地の名を青菜につけたといういわれがあります。

少し淡いほうが安全

 小松菜は、葉物の中でもとくに緑の濃い野菜です。でも葉物野菜の緑の色は、肥料の与えすぎで硝酸態窒素など、有害成分がたくさん生成されると、どんどん濃くなります。ですから本来は少し淡いくらいの緑色が理想的です。
 健菜の小松菜は少し黄色みのある緑色。可能な限り肥料を控えて栽培するので、硝酸態窒素の生成量が抑えられ。淡くおだやかな色になります。

雑草と共生するように栽培

 さらに健菜の生産主の小松菜は、雑草と共生するように育てています。そうすることで、余分な肥料分(窒素成分)を雑草が吸収してくれるからです。するとあくやエグミの少ない小松菜が収穫できます。

冬、葉物のおいしさは最高点に

 また、冬の小松菜は、糖度、ビタミン、ミネラルがずば抜けて高くなります。朝、霜の降りた葉は凍りついて水分を奪われます。収穫までそれが繰り返されることで、余分な水分のない、甘味や栄養の凝縮した小松菜になるのです。

カルテ

 栄養価のたいへん高い緑黄色野菜で、カルシウム・ビタミン・鉄分・食物繊維などを豊富に含んでいます。
ほうれん草と比べると、鉄分がやや少ないものの、カルシウムは5倍もの含有量です。

保存方法

 濡れた新聞紙にくるんで、冷蔵庫で立てて保存してください。なるべく早く召し上がっていただいたほうが、栄養を逃しません。

たべきりレシピ

ページの先頭へ