レタス

ちゃんと味のするレタス

レタス
キク科アキノノゲシ属。レタスの和名は「ちしゃ」。漢字に当てはめると乳草と書きます。これは、レタスの切り口から乳のような白い液体がにじみ出るから。英語のレタス(lettuce)も乳を意味するラク(lac)が語源です。日本に入ってきたのは平安時代。現在のレタスとは異なる風貌でしたが、古くから栽培されていたようです。

おいしいレタスは清々しい風で育つ

 健菜のレタスは、シャキシャキした食感とすっきりした苦み、ほんのりとした甘みがあって瑞々しい。それは肥料を極力与えず、冷涼な高原地帯で時間をかけて栽培しているから。

 一方、エグミが強くてドレッシングでごまかしたくなるレタスは、例外なく肥料の与えすぎで代謝異常を起こし、有害な硝酸態窒素が発生しているためです。

「おいしいレタスを作るには、とにかく肥料をやりすぎないことです」と語るのは、健菜の主要産地のひとつ、長野県菅平高原の正木清朗さん。

 正木さんの農園は、標高1300メートルの高原地帯で、真夏でも平均気温が21度前後とレタス栽培に絶好の立地。さらに山の傾斜地に沿って広がるため、水はけが抜群です。一日中、爽やかな風が通る気持ちの良い農園に立つと、レタスが健やかに育つ理由が自ずとわかります。

生で食べるからこそ、安全と鮮度が大事

 生で食べることの多いレタス。加熱しないため、栄養を逃さず食べられるのが魅力ですが、安全性が気になります。
 健菜のレタスは、限りなく無農薬、無肥料に近いので、生でも安心。色が薄めなのは、肥料を極力控えて、安全に育てている証拠です。肉厚で瑞々しく育つので、自然の甘みを感じます。

カルテ

 全体の95%は水分。少量ですが、カロチン、ビタミンC・E、カリウム、リンをバランスよく含んでいます。

保存方法

 水分が多いのであまり日もちはしません。葉についた水分をよくふき取り、ポリ袋に入れ、冷蔵庫で立てて保存してください。

たべきりレシピ

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