きゅうり

薄皮のおいしい歯ごたえ

きゅうり
ウリ科キュウリ属。原産地はヒマラヤ山麓あたり。3000年前から栽培されていたとも言われています。中国へは6世紀頃、日本にもほどなく伝わったそうです。

白い粉をまとったきゅうり

 健菜のきゅうりは、うっすらと、白い粉をまとっています。もちろん農薬ではありません。今ではほとんど見かけることのないブルームきゅうりです。ブルームとはきゅうり自身が水分の発散を防ぐために出す油分の粉。ブルームが覆っていることで、薄い皮でも瑞々しさが保たれるのです。
一方、一般市場を独占しているのは、ブルームレスきゅうり。皮が堅いため流通に適していて、傷つきにくいのが特徴ですが、味も歯ごたえも違います。

瑞々しさが命だから、水にこだわって育てます

 健菜のきゅうりは、秋から春にかけては宮崎県や佐賀県、夏は北海道で栽培しています。生産者の一人、宮崎市の佐藤さんは、水はけの良い、礫混じり土壌の高台にハウスを建て、地下水を汲み上げて栽培しています。佐藤さんは「きゅうりは水が命だから」と語ります。
健菜では、どの生産者も安全な清冽な水源のある場所で育てています。

カルテ

 きゅうりの95%は水分で、ビタミン類も少なく、栄養学的には注目されることが少ない野菜です。しかし漢方では、身体の火照りを抑え、渇きを潤すと言われ、また煮て食べれば利尿作用を活発にするだけでなく、解毒作用もあるとされています。

保存方法

 きゅうりは呼吸をしています。保存の際は、表面の水気をふき取り、。新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室へ入れてください。茎とつながっていた方を上にして立てておくと、より日もちします。乾燥を嫌うので、なるべく早く召し上がってください。

たべきりレシピ

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