きのこの季節。きのこをたっぷり使ったポルチーニとマッシュルームのリゾット、そして、きのこのソテーを添えたシンプルなリゾットを楽しみましょう。
ポルチーニとマッシュルームのリゾットでは、ブラウンマッシュルームを使いましたが、他のきのこを使ってもおいしく出来るでしょう。ただドライポルチーニはこのリゾットの味の決め手なので、必ず使うようにしましょう。2種類のきのこの香りと旨みがじっくり米に染み込み、深い味わいが楽しめます。
レモンとハーブのリゾットはレモンやサフラン、種々のハーブの香りが絶妙にからみ合い、とてもさわやか。それにリークの甘さ、にんにくの芳しい香り、オリーヴオイルのこくが加わりさらに香りと味を引き出しています。
日本の秋の味覚といえば松茸。わが家ではもう何十年も同じ献立で、頂きものの松茸を楽しんでいます。
なめこおろしに菊の花のくるみあえ、煎りぎんなん、ひらめと赤貝の刺身、各人の好みで焼き松茸、バター焼、奉書焼など。里芋の含め煮、土瓶蒸し、さんまの塩焼き、厚焼き卵、松茸ごはん、晩菊(漬物)、デザートはいちじくの甘露煮などです。
祖母や母の代にくらべると品数が減っていますが、昔のように人手があるわけでもなく、食べる人数も減っていますので、この位で良しとしましょう。
子供の頃は大人がお酒を楽しんでいるのを真似て、土瓶を酒器に見立て「おっとっとっと」などと言いながら弟たちと土瓶蒸しを味わったものです。
今年も93才の母たちと共に秋の恵みを満喫しましょう。
材料(4~6人分)
- 500mℓの熱湯にドライポルチーニを入れ、30分程置きます。
- ポルチーニを取り出し、食べやすい大きさに切り、戻し汁は漉しておきます。
- 厚手の鍋にオリーヴオイルとバターを入れ温め、たまねぎとにんにくを入れ色づかないように炒めます。
- たまねぎがやわらかくなったら米を入れ、味をなじませます。
- 次にマッシュルームとナッツメッグを入れ1~2分炒め、さらにポルチーニと戻し汁を加え、米が水分を吸収するまで大きくかき混ぜます。
- レードル2杯のブイヨンを加え、米に吸わせ、またブイヨンを注ぎます。
- これをくりかえし、米がアルデンテになったら火を止めます。
- パルメジャーノとパセリを入れ、混ぜ合 わせ、皿に盛りつけ、サーヴします。
材料(4人分)
- 厚手の鍋でオリーヴオイルを温め、リークを5分炒め、にんにくを加えさらに3分炒めます。
- 米を入れ、味がなじむまで混ぜます。
- 小さじ2のレモンの皮と、大さじ2の絞り汁を加え、レードル2杯のブイヨンを注ぎ、米がブイヨンを吸ったら、またブイヨンを注ぎ、これをくりかえします。
- 米がアルデンテになる5分前に、厚手のフライパンでバターとオリーヴオイルを温め、しいたけとバルサミコを入れ、水分がなくなりしいたけがやわらかくなるまで5分程ソテーし、塩・こしょうで味をととのえます。
- 米がアルデンテになったら火を止め、イタリアンパセリ、チャイヴ、オレガノ、パルメジャーノ、マスカルポーネを入れ、ていねいに混ぜます。
- さらに残りのレモンの皮と絞り汁を入れ、手早く混ぜ合わせます。
- 皿にリゾットを盛りつけ、しいたけのソテーを上に乗せ、サーヴします。
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